2020年8月10日月曜日

イチゴ

 イチゴとは?



学名:Fragaria × ananassa
和名:イチゴ(苺)
科属:バラ科、オランダイチゴ属
開花期:3月~5月(四季咲きの品種もある)
収穫期:4月~7月(四季成りの品種もある)
花言葉:幸福な家庭


特徴:

 バラ科の多年草。草本性の植物だから農業科目では「野菜」に分類される。

 可食部は茎が変化した花托と呼ばれる部分で、表面には種子が付いている。葉に毒はないが非常に硬く繊維質なため、食用には向かない。

 株の形は短い茎(短縮茎)から五方向に向かって放射状に葉を出す。光量が不足した場合は上方に葉を伸ばす。花芽は株の先端部につくので、花茎の脇芽が次の主幹として成長する。

 イチゴはホームセンターなどでは固定種の取り扱いはほとんどなく苗での販売が一般的である。そのため、それらの苗から採取した種子で繁殖をする場合は親株とは違う形質をもったイチゴの苗ができる。脇芽から発生するランナーの子株から増やすほうが無難である。

 ランナーからたくさん子株ができる様子が花言葉の由来になっている。




栄養素:


 まずは見た目からも分かる「アントシアニン」。イチゴの赤い色素には抗酸化作用のあるポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれている。
 アントシアニンの効能は、網膜細胞の一種を再合成する働きを助ける効果があるという。

 次は「ビタミンC」。イチゴにはみかんの倍近くのビタミンCが含まれている。
 ビタミンCの効能といえば、まずは風邪などの病気に対する抵抗力を上げる。次に美白効果ではメラニンの生成を抑制するといわれている。3つ目は枝豆が有名だが、アルコールの分解を助ける働きがあるという。

 あとは「葉酸」「キシリトール」「食物繊維」「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」などが代表的なイチゴに含まれる栄養素といわれている。




代表的な品種:


 ・あまおう・・・福岡生まれで丸みがあり大型。果肉は固めだがジューシー。

 ・章姫・・・静岡生まれで長めの円錐形。果肉は柔らかめで酸味が少ない。

 ・スカイベリー・・・とちおとめの後継種。大きく、美しく、おいしいらしい。

 ・紅ほっぺ・・・静岡生まれ。大きく甘いが酸味もしっかりある。


栽培環境:


 去年(2019)5年以上経過した親株から苗取りした、2世代目の苗をプランターに3株植えて栽培している。茎が短く葉のすぐ下に土があるので、土跳ねによる病害を予防するために藁をひいてある。土の乾燥を防ぐ効果もある。

 イチゴは古い葉を取り除き(「葉かき」という)、病気を防ぎつつ新しい葉の成長を促進させる必要がある。筆者の信頼する情報源では5.5枚ほどが良いらしい。

 ちなみに今年(2020)は実がたくさんなるように施肥をしてみたが、花つきが悪く失敗した。柿の木の下に置いてあるので、日当たりが少々悪かったのかもしれない。雨滴による土跳ねも多かった。


通販の紹介:


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