2020年8月16日日曜日

アメリカナデシコ

 アメリカナデシコとは?




学名:Dianthus barbatus
和名:アメリカナデシコ(亜米利加撫子)
別名:ヒゲナデシコ(髭撫子)、ビジョナデシコ(美女撫子)
科属:ナデシコ科、ナデシコ属
開花期:5月~6月
花言葉:伊達男、義侠、勇敢、細やかな愛


特徴:


 名前にアメリカとあるがこの名前の由来は原産地を示すものではなく、アメリカから日本に導入された経緯からだと考えられている。原産地は東南ヨーロッパ辺りだといわれている。

 ヒゲの由来は蕾を包むように葉が変化した「苞」と呼ばれる部分が長く、男性のアゴヒゲのようにフサフサした様子に由来する。また美女のほうの由来は、小さな花が丸く集まっている様子をそう呼ぶ慣習からきている。花言葉もヒゲの男らしさに由来するものが多い。


 もともとはカワラナデシコなどと同じ様に多年草だが、花後に日本の夏季の暑さに当たると枯れてしまう事が多い。そのことから日本では1年草、もしくは2年草として扱われる。春咲きの品種は株が十分に育った状態で寒さに当たることにより花芽分化を起こすため、春に花が咲かなかった場合は夏季を難なくやり過ごせる。

 花の色は白系、赤系、ピンク系と、柄にも違いがあり赤系統が多く、可愛く多彩な賑やかさがある。



栽培方法:


 種子からでも簡単に育てることが出来る。蒔き時は平均気温が20℃くらいになる5月か10月くらいが良い。春蒔きの場合は成長がゆっくりでも冬季までに株が成熟するだろうが、秋蒔きの場合は成長期間が少ないので肥料を与えないと翌春に花が咲かないかもしれない。

 花数を増やしたい場合は側枝がでるよう主枝の先端部を切ると良い。茎は倒れやすいので必要に応じて支柱を立てる。

 栽培用土は市販されている草花用のもので問題なく育つ。耐寒性は強く、我が家では雪が多少積もってもびくともしなかった。

 害虫はヨトウムシがつきやすく、一匹つくだけでも幼苗の場合は致命的で一晩でかなりの葉を食べられてしまう。花や子房も食べられてしまうので、気配があったら薬剤散布するか捕殺することを強くすすめる。

 種子は子房が褐変し、頭が開いたら熟した証拠だ。

(自家採種したナデシコの子房と種子)




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