ユキノシタとは?
和名:ユキノシタ(雪の下)
別名:イドグサ(井戸草)、コジソウ(虎耳草)、鴨足草(ゆきのした(俳句))
科属:ユキノシタ科、ユキノシタ属
開花期:5月~6月
花言葉:深い愛情、博愛、恋心、切実な愛情、好感
薬効:中耳炎、ひきつけ、むくみ、下痢など
特徴:
名前の由来は諸説あるらしいが筆者が共感したのは、白い花を雪虫に見立ててその下にある植物というものだ。
雪虫に見えるという説を推したが、ユキノシタの花をよく見てみると実はすごく可愛らしい形をしている。白い5枚の花びらの上3枚にはピンク色の斑が入り、下2枚は長くリボンの足のようである。群生して花が咲いている様子は、まるで妖精たちが飛び回り踊っているようである。
花言葉には愛情を含ませるものが多いが、それはユキノシタが古くから民間薬として重宝されてきた経緯にある。恋心という花言葉は山菜のような少々クセのある食味によるところではないかと想像したのだが、味について調べてみるとそうではないようだ。肉厚で食感が良く美味しいらしい。
薬草利用:
主な薬効成分は「硝酸カリウム」「塩化カリウム」「ベルゲニン」「タンニン質」が含まれている。
虎耳草という名前は日干しして生薬となったユキノシタを指すことが多く、それを煮詰めて服用する。効能は「むくみ」「胃もたれ」「下痢」に効くという。
生葉を火で炙り柔らかくしたものを湿布としても使われる。効能は「消炎」「凍傷」「しもやけ」「火傷」に効くという。
生葉をすり潰した絞り汁もガーゼなどに染み込ませ利用される。効能は「耳だれ」「中耳炎」「漆かぶれ」「虫刺され」「湿疹」に効くという。
参考ウェブサイト:wikipedia
食用利用:
青じそと同じ様に葉の裏面に衣をつけ天ぷらにする、「白雪揚げ」にして食べることが多いらしい。他には茹でて水にさらし「お浸し」や「ごま和え」などにしてもおいしいという。食感は肉感のあるシャキシャキやジャキジャキといった感じらしい。
お浸しなどに調理する場合に注意点したいのは、葉に細かい毛が生えていてタレを弾いてしまうそうなので、どうにか下処理をする必要を感じる。食用利用できるくらい増えたら試行錯誤してみたいと思う。
栽培方法:
夏季の直射日光と乾燥に弱いので、半日陰になるような土の湿度が保てる場所で栽培すると良いが、風通しの確保は必要だ。冬季の寒さも関東南部では特に気にする必要はない。
栽培用土は水はけの悪い土を使用すると、活動が緩慢になる冬季に根腐れをする可能性があるので注意が必要だ。
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