2020年8月19日水曜日

サンスベリア・キリンドリカ

 サンスベリア・キリンドリカとは?




学名:Sansevieria cylindrica
和名:ボウチトセラン(棒千歳蘭)
科属:キジカクシ科、スズラン亜科、サンスベリア属(チトセラン属)
開花期:夏頃(調べたが夏頃以上に細かい時期は不明)
花言葉(サンスベリア):永久、不滅


特徴:


 パッと見ただけで円筒状の葉はたいへん目を引く。この葉の形状は、裏表を決める遺伝子が発現しないことからなるらしい。写真にある細い葉は地下茎により形成された子株で、本来は葉の地上付近の成長点から扇状に円筒の葉が展開する。この円筒状の葉は直径3cm、長さ2mにもなるという。

 ただのサンスベリアと同じで、乾燥に強く、マイナスイオンを発生させるので室内観葉に向くが、室内の日照が少なく多湿な環境は好まない。


他のサンスベリア属(一部):


 サンスベリア・トリファスキアータ・ローレンティ:

 最も園芸店で見かける種類。単に「サンスベリア」というとこの種類を指す場合が多い。剣型で黄色い縁取りのある葉が特徴的。120cmほどの大きさまで成長する。


 サンスベリア・サムライドワーフ:

 卓上に置けるほどの小型種。葉の先が剣先の様に尖っていて、肉厚なのが特徴的。葉の縁取りが刃紋のように見えないこともない。


 サンスベリア・トリスファキアータ・ムーンシャイン:

 全体的に薄緑色で統一感のある中型種。光の当たり具合によっては月のような白銀色に見えることもあるそうだ。40cmくらいになるようだ。


栽培方法:


 サンスベリア属は耐乾性が非常に強く、月に1回ほどの水やりでも枯れることはない。湿度が高い状態は苦手なので風通しがいい場所に置き、用土は水はけの良いものを使うか、素焼き鉢のような通気性の良い鉢を使うとよいだろう。筆者は市販されているサンスベリア用の用土ではなく、より水はけの良さそうなシャコバサボテン用の用土を選んで株分けを行った。

 キリンドリカは日光が好きで、日光不足になるとヒョロヒョロの竹竿のような葉を出してしまうので栽培場所には注意が必要だ。春から秋までは風通しの良い半日陰で栽培するのいいが、夏季は陽に当たり過ぎると葉焼けをしてしまうので注意が必要だ。

 耐寒性が3℃ほどと、冬季は屋外で管理できるほど寒さに強くはないので窓辺などで管理すると良い。水やりを控えると、樹液の濃度が高まり寒さに強くなるようだ。

 水やりは基本的に土の中まで乾燥してから、2,3日置いて水やりをするのが勧められているが、筆者はもうすこし控えめに水やりをしている。目安としては、一番新しい葉の付け根のシワがちょっと深くなってきた頃合いで水やりをしている。


(徒長してしまった子株の株分け直後の写真)



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