2020年8月14日金曜日

シンテッポウユリ

シンテッポウユリとは?




学名:Lilium x formolongo
和名:シンテッポウユリ(新鉄砲百合)
別名:ナツユリ(夏百合)
科属:ユリ科、ユリ属、テッポウユリ亜属
開花期:8月~9月
花言葉:純潔、無垢、威厳


特徴:


 日本原産(西南諸島)のテッポウユリと台湾原産のタカサゴユリの自然交雑種。真っ白なのはテッポウユリ由来で、葉が細いのはタカサゴユリ由来。違う部分はテッポウユリは葉が大きく丸っこく、タカサゴユリは花に薄紫の筋が入る。

 原種のテッポウユリの名前の由来は、ブランダーバスという名前の銃口がラッパ口になっている中世の散弾銃が名前の由来。

 種子から育てても1年で開花し、ユリの中では特別に成長が早い。そのため切り花としての利用も盛んである。また、岩の隙間など落ちた種からも容易に発芽し全国的に雑草化していて、在来種との交雑を避けるために駆除活動をしている団体も存在する。
 以上のことから、自家栽培する場合は種子が周辺へ拡散しないよう配慮をするのが栽培マナーだと考えられる。




栽培方法:


 種子からの栽培は本当に簡単なので、育ててみたい場合は雑草化しているものから種子を採取するのが手っ取り早い。発芽適温は15℃~20℃くらいで、10月に種子をまけば簡単に波平さんの髪のような子葉が出てくる。

 使用する用土は水持ちと排水のバランスが良い一般的な草花用の培養土で問題ないが、鉢底に水が溜まらないように鉢底石などをしっかり入れたほうが良い。

 ユリは球根から土の表面に葉を出すまでの間にも根を出し、主にその根で栄養を吸収するため多少深めに植える必要がある。花芽をたくさんつけたい場合は、土の表面に適量の化成肥料をまくと良い。



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