2020年8月22日土曜日

ビワ

 ビワとは?






学名:Eriobotrya japonica
和名:ビワ(枇杷)
科属:バラ科、ビワ属
開花期:11月~2月
収穫期:6月
花言葉:温和、治癒、密かな告白、愛の記憶


特徴:


 常緑性の小高木で、5m~10m程になる。原産地の中国からは、平安時代に遣唐使が日本に持ち込み広まったといわれている。

 名前の由来は、葉や実の形が楽器の琵琶に似ていることからそう呼ばれるようになったという。余談だが、楽器の琵琶はもともと枇杷と書かれていたが、後に楽器の分類として琴になったことから、木製という意味でついていた部首の木偏を取り、琴の部首の玉部を比巴に乗せて琵琶と表記するようになったいう。

 果実を生食することはもちろん、葉や種子は生薬として、幹の部分には木材としての利用法がある。古い仏教経典には「大薬王樹」との記載があるらしい。

 花言葉の由来は民間薬として利用されていたことから「治癒」、小さい花が気づきにくいところに咲く様から「密かな告白」と言われるらしい。

 

ビワの品種紹介:


 流通量日本一『茂木』・・・1900年頃に茂木地方で広まった品種。中国ビワの実生。糖度、酸度、食味、見た目の美しさのバランスが良い。長崎、佐賀の特産品。

 西の茂木、東の『田中』・・・昭和12年に発表された品種。茂木より大ぶりで少し酸味が強いらしい。千葉の特産品。

 以上の2品種がビワの2大品種で、生産量の多くを占める。そのため品種は上記の2品種のどちらだが、商品名が「地名+びわ」というものが多く存在するらしい。ちなみに房総ビワは「大房」という大粒の品種だ。


我が家の実生ビワ


ビワの利用法:


 ここでは筆者が実際に利用した方法を記したいと思う。我が家のビワは実生苗のため、未だ未熟で実がならない。そのため今回は生葉を使ったお茶の作り方を紹介する。

 ちなみに味は、なんとなくビワの甘い風味を感じるクセの少ない感じの味だ。体に良いといわれれば特に抵抗を感じるような味ではない。


 1.葉についている細かい毛をスポンジなどで洗い落とす。葉は1年以上樹に付いていたものの方が味が良いらしいのとのこと。あと洗うのが楽。

 2.2cm程度の細切れにする。

 3.葉は水の時から入れ、沸騰させる。その後3分から5分程度煮出したら火を止める。

 4.冷めるまでそっとしておき、葉を濾したら出来上がり。冷める前にアツアツで飲んでもよし。冷蔵庫で冷やしてもよし。



 今回は栽培方法などは省略。



通販の紹介:


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