2020年8月17日月曜日

サルビア・エレガンス

 サルビア・エレガンスとは?




学名:Salvia elegans
別名:パイナップル セージ
科属:シソ科、アキギリ属
開花期:10月~11月
花言葉:家庭的、愛を求めて


特徴:


 いわゆるシソ科のハーブ(香草)類である。多年草で生育旺盛、亜低木という「草だけど木っぽい」植物で、茎は時間が立つと表面が木質じみてきてシナリが強くなる。生育期には管理を怠るとあっという間に1m以上の草丈になってしまう。

 ハーブと言えばお茶だったり肉の臭み抜きだったり食用に使えるイメージがあるが、このサルビア・エレガンスは食用利用には適していない。ゴワゴワするし、お茶にすると香りよりエグミが強く出る。なのでポプリなどの香りを楽しむ用途に向いている。

 香りは別名の通りで、葉を揉むと甘くて柔らかいパイナップルのような香りがする。もしかしたら花なら食用にできるかもしれない。

 花言葉の由来はセージを民間薬として用いた歴史から「家庭的」。愛情を表す赤い花と、先垂れになる穂状の花形が手を差し伸べる様に見えることから「愛を求めて」といわれている。


 ちょっと入りにくいところで放っておいたら2mくらいまで成長して、ウォールになってしまった様子。(地植え)


栽培方法:


 春夏秋は生育期で、その成長力は旺盛で、日が短くなる秋季になると花芽分化が起こり始め、赤くて細長い花を穂状に咲かせる。種子の発芽率はすこぶる悪い。
 夏季は日光による脱水で葉焼けを起こすが、成長するほうが早いので見た目よりはダメージはないようだ。注意点としては、夕方に水やりをしっかりやらないと回復しない。

 冬季は成長は緩慢になる。長く伸びた茎は寒さで枯れてしまうが、地表5cmくらいまで切り戻してやれば春には元気に成長をし始める。

 増やし方は多くのハーブと同じ様に、根が出やすいため挿し木でいくらでも増やせる。長く伸びた茎を曲げて地表に這わせるようにすれば、さつまいもの様に葉の付け根から根がいくらでも伸びるので、根付いたら適当な長さに切り分けて増やすことも出来る。
 
 鉢植えの場合は根詰まりと乾燥に注意したい。

 病害虫はハマキムシ(葉巻き虫)がつきやすいが、やはり成長のほうが早いので、見た目が気にならないのならば放置していても問題はない。

 サルビア・エレガンスにつくハマキムシは、葉が4枚くらいついた茎の先端部を皮一枚残して切り、萎れた葉を糸で丸めるようにして姿を隠し葉を食べる。ハマキムシから防除したい作物の側にサルビア・エレガンスを植えておけば、虫を誘引し作物の食害を抑えるコンパニオンプランツになれるかもしれない。





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