2020年8月7日金曜日

コミカンソウ

コミカンソウとは?



学名:Phyllanthus urinaria
和名:コミカンソウ(小蜜柑草)
別名:キツネノチャブクロ(狐の茶袋)
科属:コミカンソウ科、コミカンソウ属
開花期:春~秋
花言葉:秘めた意思

特徴:
マメ科のような羽状複葉は、黄昏時になると葉柄部と葉の接続部分から上方に葉が折りたたまれ、合掌状になる。就眠運動という。
熟すと橙色になる葉柄下部についた果実はその表面の凹凸もあいまい、小さい蜜柑のようで可愛らしい。名前の由来である。
混植されている植物と栄養を取り合うような様子もなく、日当たりや風通しに問題がなければ草取りはせずに、その可愛らしい姿を鑑賞するのも良いだろう。
しかし注意すべきはその繁殖力で、枯れるまで放っておくとまず間違いなく翌年も生えてくる。うちの分布状況をみると、日当たりの悪い固くなった黒土からも容赦なく芽吹いている。他の植物が生えにくいところでは群生しているのを見かける。

薬効:
抗酸化作用のあるリグナン、エラジタンニン、フラボノイド、フェノール化合物など多数の物質が含まれていて、インドや中国では古くから薬草として利用されている。
具体的な薬効に関しては医学的根拠が見当たらないので割愛する。

物質の説明リンク:
リグナン(Wikipedia)
エラジタンニン(J-STAGE)
フラボノイド(Wikipedia)
フェノール類(Wikipedia)

食べてみた:
少々繊維質だがサンマの腹骨よりは気にならない。
味はザクロのような酸味とタンニン由来と思われる苦味を少し感じる。
まだカタバミの方が柔らかくておいしい。




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