2020年8月15日土曜日

アルブカスピラリス

 アルブカスピラリスとは?




学名:Albuca spiralis
和名(別名?):ナンジャコレ
科属:キジカクシ科(旧ユリ科)、アルブカ属
開花期:4月~5月
花言葉:美しさに優る値打ち、優美、飛躍


特徴:


 南アフリカのケープ地方を原産とする、園芸分類的にはいわゆるケープバルブとよばれる球根性珍奇植物の一種だ。アルブカスピラリスの場合は葉の巻きが強い個体で交配を重ねた、園芸種の「フリズルシズル」が一般に出回っている。

 ケープ地方の夏季は日本ほど暑くはなく30℃まで達することはほとんどないが、雨はほとんど降らない。冬季もあまり寒くはならず5℃以下にはほとんどならないという。そして冬季の方が雨は多く降るが十分な降水量はないらしく、年間を通して乾燥している。そのためアルブカは比較的降雨の多い冬季に葉を出し球根を太らせ花を咲かせ、夏には地上部を枯らし休眠する。

 花は提灯のように垂れ下向きに咲き、3枚のガクの部分が反り返りプロペラのようになる。匂いはスパイシーさを感じる甘い香りだ。反り返ったガクは花が咲き終わると閉じ、粘り気のある液体でピッタリとくっついてしまう。
 3年間栽培しているが種子ができたことはなく、自分の花粉では受粉しない自家不和合性のようだ。




栽培方法:


 アルブカスピラリスの最大の魅力と言えるクルクル巻いた葉は、日光をたくさん浴びると強く出るという。日当たりが良くとも室内ではあまり巻かないとの報告もあるので、栽培する場所は屋外で日当たりと風通しの良い場所がいいと思われる。ちなみに日当たりが極端に悪いと全く巻かず、真っ直ぐに伸びるらしい。

 次に水やりだが、ケープ地方の気候に合わせ乾燥気味にすると良い。具体的には表土が乾いてから2日~5日ほど断水し、鉢の内部が乾ききる寸前ぐらいに水やりが出来るとベストである。栽培用土は市販されている観葉植物用とサボテン用の培養土を混合して使っている。

 ネットの情報によると害虫はほとんどつかないとの記述がほとんどであるが、筆者の経験では球根部を土から露出して植えていた時に、ナメクジによる球根部の食害を受けてしまった。その経験から球根部は露出しないように植え付けている。

 肥料はほとんどいらない。

(ナメクジによる食害痕)



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