2020年8月9日日曜日

オノマンネングサ

オノマンネングサとは?



学名:Sedum lineare
和名:オノマンネングサ(雄の万年草)
(斑入りのものは「フクリンマンネングサ」と言われることもある。)
科属:ベンケイソウ科、マンネングサ属
開花期:5月~6月
花言葉:記憶、静寂、落ち着き、枯れることのない愛


特徴:


 暑さ寒さに強く、多年生の多肉植物の一種である。石を無造作に組んで、その隙間を埋めるように植えるなどのグラウンドカバーに向いている。
 草丈は25cmほどになり、土の栄養分や排水性・通気性などの相性により、茎の成長する方向が上向きか横向き(匍匐)かに変わるような気がする。詳しくは後述する。成長環境により茎葉が赤みをおびることもある。
 花は茎の先端部に咲き、黄色い星が何個かまとまっているような遠目で見ると少々地味な見た目である。資料として見たウェブサイトでは種子が出来ると書いてあるところと出来ないと書いてあるところがあるが、出来たとしても極小のため筆者は今のところ見つけたことはない。
 容易に葉の付け根部分から根や葉が出てくるので、切り取った茎を土の上においておくだけで簡単に株を増やせる。


栽培環境と個体差:


 まず茎の直立性と匍匐性の個体差だが、花がつく茎は直立し、他の茎は土の栄養分の多さによって振る舞いに違いが出ているように感じる。挿し木用に使っているバーミキュライトのみの無栄養培地の場合は、ほとんど上に伸びることはなく培地の上を匍匐している。また、種まき・挿し木用と書いて販売している土で育てているものも5cmほどしか直立していない。草花用の培養土や庭土で育てているものは非常に直立性が高い。

 次に赤みがかかる個体についてだが、赤玉土を多く使っている培地では比較的赤みが強いと言える。理由については仮定だが、土壌の酸度か水に溶けている色素の違いだと思われる。今後、色水による試験やpH測定をしたいと思う。

 最後に葉の形状についてである。基本(直立時)は3枚輪生で、上向き・線形・扁平・鋭頭であるが、匍匐時も葉が空に向かって生えるので3枚輪生の葉は線形ではなく、三日月形をとり上向きになる。
 そして日陰で乾燥気味に栽培した場合にも葉の形状に変化が見られ、楕円形で丸みがあり、葉先が下を向いている。



通販の紹介:


オノマンネングサ

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